第三男の映画備忘録

映画の感想ブログです。映画館で観た作品の感想、円盤でみた作品の感想、たまたま観たことを思い出した作品の感想など、かなり節操がありません。しかもネタバレ等一切気にせずに書いているので苦手な方はご注意くださいm(__)m

「貞子vs伽倻子」

古くから人々は、「作品の枠を超えて、あいつとあいつを戦わせてみたい」という欲望を抱えてきました。

エイリアンとプレデター然り、バットマンとスーパーマンしかり、フレディとジェイソンしかり、あのレザーフェイスもジェイソンと戦ったことがあります。

その流れに遅ればせながらジャパニーズホラーがついに参戦、と言ったところでしょうか。

 

言わずと知れた「リング」の山村貞子、相対するは「呪怨」の佐伯伽倻子。この2人がついに激突します。

「おいおいおいおい、大丈夫か…」といろんな方面から聞こえてきそうなこの組み合わせ。

 

しかし断言しましょう、この映画、最高です。

 

私に限らず、映画の感想を言う際によく、「〇〇(設定や結末、など)目を瞑ればいい映画」という言い方をします。

この映画も御多分に漏れず、隙が多いです。都合のいい設定変更、疑問に尽きない登場人物たちの行動、そして結末。

 

しかし!それこそがこの映画の魅力なのです!

ラストの貞子と伽倻子のぶつかり合いは爆笑&興奮が止まりません!このシーンのためなら細かいあれこれなんざ笑い飛ばしてやる!という情熱をかんじます。

 

細部にこだわるのは、やめましょう。お酒でも飲みながら、ひたすら理不尽に無力な人間を2人が蹂躙する様を、思い切り笑って、震え上がって、絶望しながら楽しみもうではありませんか。

 

この映画はB級です。間違いなく。しかし最高です。

 

ついでに、聖飢魔IIの主題歌も最高にかっこいいです。小教典(聖飢魔IIはシングルCDをこう呼びます)を買ってしまうこと間違いなし!