ペンギン・ハイウェイ
森見登美彦原作の同名小説のアニメ映画。
「四畳半」といい、「夜は短し」といい、森見作品はアニメとの親和性が高めですね。
とはいえ今回は、割と「夏休み映画」然とした絵柄だったので、どうかとも思ったのですが、予告編で泣かされてしまったので観に行くことに。
…素晴らしかったです!
キャッチーな内容でありながら、主人公の青山少年のぐらつく乳歯や性の目覚め(?)など、「少年から大人へ」といった象徴的な部分がしっかり描かれていて好感が持てます。
お姉さん役の蒼井優さんも素晴らしい演技力でした。好きな女優の1人ではありましたが、まだこんな引き出しを隠していたとは!
クライマックスは映像の美しさや可愛らしさも手伝って号泣でした。側から見れば「よく見ると目が少し濡れている」程度にしか見えないでしょうが、あれが私の号泣なのです。