「クワイエット・プレイス」
久々に映画館へ行き、クワイエット・プレイスを観てきました!
結構期待して観に行ったのですが、期待を裏切らない出来でした。
キャッチコピーは「音を立てたら、即死」。
おそらく隕石とともに地球に飛来した、盲目である代わりに聴覚が異常に発達した外来生物がそこら中に蔓延した世界で、生き残った人々は気づかれないよう極力音を立てずに生活しています。言葉によるコミュニケーションをとることは不可能。登場人物たちは手話で会話をし、足音を消すために柔らかい砂を地面に引いてそっと歩きます。
特筆すべきはとにかくその緊張感です。役者の表情や仕草や演出のうまさが相まって、観ているこちはも思わず息を殺してしまいます。驚かせてくるシーンも、静かな静かな場面からいきなりドーンと来る上、驚いても声を上げてはいけない気持ちになっているので尚更心臓がバクバクなります。
宇宙生物のデザインも個人的にかなり興奮しました。異常に長く強さと俊敏さを感じさせる手足、ヴェノムそっくり(笑)の顔、硬そうな皮膚、よく聞こえそうな耳。前半ではあまりはっきりと描かれないだけに想像が掻き立てられ更にワクワク感を煽ります。
正直に言うと脚本には突っ込みどころが多々あり、弱点と言えばその辺りでしょうか。
それでも、その辺は深く考えず、自分もあの世界の住人になったつもりで音を立てないようにしつつ観るとめちゃくちゃ楽しめます。
是非、映画館で。家族や友人と家で観るときにはみんなで静かに観ましょう。