検察側の罪人
あまり日本映画を観ない方ですが、予告編で見たなんらかの犯人役の方の怪演がとても気になったので観に行ってみました。
一言で感想を言ってしまえば、結構面白かったです!
情報量が多く、前半はついて行くだけで精一杯でしたが、ストーリーはシンプルかつ骨太で見応えがありました。
例の犯人役の方の怪演も、それに対して机をバンバン叩きながら啖呵をきる二宮くんの演技も素晴らしかったです。
また個人的にとても良かったのは、「プレイヤー同士がお互いに正義を掲げて戦うとき、明確で爽快な勝利などあり得ない」というメッセージがそこかしこから感じとれた点です。この点は主演の2人がとてもよく表現できていたように感じました。
まあ、全体に漂う雰囲気は「正義と正義のぶつかり合い」というよりはむしろクライムムービーに近いものがありましたが(^_^;)
割と「詰め込み感」のようなものを感じたので、原作をゆっくり読んだ方があの世界を堪能できるのかも知れませんな。
時間と気持ちとお金に余裕がある人は、見てみて損はないかと。